日本リヒテンシュタイン協会
Japanisch-Liechtensteinische Gesellschaft

 

リヒテンシュタイン侯国への行き方

==このページは編集中のものです。お見苦しいかも知れませんが、ご了承下さい(2020年7月3日)。このページの執筆は本協会の複数の正会員が担当しています。==

2020年7月3日(注意)
既に新聞報道などでご存知の方もおられるかも知れませんが、日本からEU諸国への渡航に関してEUの新しい勧告がなされています(リヒテンシュタインもスイスもEU加盟国ではありませんのでスイスはEUとは違う勧告になります。ただし両国ともシェンゲン圏です)。スイスおよびリヒテンシュタインへの渡航に関しては日本国外務省および在スイス(ベルン)日本国大使館のウェブサイトをご覧下さい。下記URLは参考に出来ると思われる資料の一つです。
https://www.ch.emb-japan.go.jp/files/100070323.pdf

2020年7月3日(注意)
本項目にある列車ダイヤやフライトは2020年3月14日執筆当時のもので、現在(2020年7月3日)スイス(チューリッヒ空港)-日本(成田国際空港)間のフライト(LX160, LX161)は減便のうえ運航されています。その他の多くのフライトが運休・減便されています。 当ウェブサイトではこれからも可能な範囲で情報提供をいたしますが、 将来、渡航をされる方は本項の内容は参考程度とお考えの上、ご自身でご利用前にご確認下さい。また、現地の日本国大使館や外務省のウェブサイトなどから適切な情報を得てご自身の判断と責任で渡航をお考え下さい。

2020年3月29日(注意)
現在、既に皆様ご承知のとおり日本国外務省から海外安全情報が出ており、不要不急の海外旅行が事実上制限されています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
またエアライン各社も日本・欧州間のフライトを減便ないしは運休しています。
以下、このウェブサイトの特に旅行案内に関しましては新型コロナウィルス発生前に書かれたものが中心ですので、その点をご了解下さい。

リヒテンシュタイン侯国へ行くには

内陸国のリヒテンシュタイン侯国

 まず、可能でしたらグーグルマップなどでリヒテンシュタイン侯国をご覧下さい。そうすると侯国がスイスとオーストリアに挟まれていることがわかります(ドイツ南部からも近い距離にあります)。リヒテンシュタイン侯国には国際空港がないので、日本から侯国へ行くには、まずはその隣接国であるスイスかオーストリアに行く必要があります。
 日本から侯国へ行くにはいくつかの方法がありますが、初めて行かれる方には下記の経路が良いと思います。

リヒテンシュタイン侯国の「空の玄関口」

 初めて侯国へ行く個人旅行者にお勧めのルートは、まず日本から直行便(*1)でスイス・チューリッヒ空港に行き、そこをリヒテンシュタイン侯国の「空の玄関口」として、チューリッヒ空港から鉄道とバスでリヒテンシュタイン侯国へ入るのが一番わかりやすいと思います。

(*1)日本からの直行便は、成田国際空港からチューリッヒ空港(LX161)、関西国際空港からチューリッヒ空港(LX163)、共にスイスインターナショナルエアが運行する直行便で、ANAのコードシェアがある。(2020年3月現在)

リヒテンシュタイン侯国の「陸の玄関口」

 チューリッヒ空港の地下には鉄道駅があるので、空港に着いて、入国審査や税関検査が済み次第直ぐに列車に乗ることが出来ます。そこで、チューリッヒ空港駅から列車でスイス・ザルガンス駅(Sargans)に向かい、このザルガンス駅を「陸の玄関口」として、そこからバスで侯国へ入国するのが良いでしょう。(下記のルート、また図[チューリッヒ空港駅からファドゥーツまで]のAルート)

[日本] ―(飛行機)― [チューリッヒ空港] ―(徒歩)― [チューリッヒ空港駅] ―(列車)― [チューリッヒ中央駅] ―(列車)― [ザルガンス駅] ―(バス)― [ファドゥーツ(侯国首都)]

なお、次のURLから鉄道路線地図がダウンロード出来ます。
https://www.sbb.ch/en/station-services/railwaystations/trafimage/trafimage-karten.html

【チューリッヒ空港駅から列車に乗る】

もう少し詳しく説明します。(列車ダイヤは2020年3月3日現在)

  1. チューリッヒ空港の地下にはSBB(スイス連邦鉄道、「スイス国鉄」とも言う)の駅(チューリッヒ空港駅、Zürich Flughafen)があり、そこからチューリッヒ中央駅(Zürich HB)へ行きます。空港駅から中央駅に行く列車は頻繁に出ています。所要時間は10分程度。
  2. チューリッヒ中央駅から、毎時37分に出るクール駅(Chur)行きの特急(IC)に乗ると約1時間でスイス・ザルガンス駅(Sargans)に着きます(毎時32分着)。
  3. 2.のIC列車に接続して、「侯国」へ行く快速バスが毎時36分、普通バスが毎時44分にザルガンス駅のバス停から出発します。侯国の首都ファドゥーツ(Vaduz)まで所要時間は快速バスで22分、普通バスで34分。ザルガンス駅からファドゥーツへ行くバスのバス停は一カ所のみです。バス停は駅前にありますが、列車のホームから少し歩くのでバスの乗り換え時間にご注意下さい。

【バスの乗車券】
 SBBの駅(窓口)では、鉄道の切符だけではなく駅から乗り換えるバスの乗車券も一緒に買えます。ただしオーストリア側からリヒテンシュタイン侯国へ入るなどの場合(後記)、オーストリア連邦鉄道の駅では、リヒテンシュタイン侯国を走るバスの乗車券は買えません。
 既にバス乗車券を持っていれば良いのですが、上記の様にバス乗車券を持っていなければ、バスに乗る際にバスの運転手から買うことが出来ます。乗車券には1日券、1週間券などもあり、さらに64歳以上の乗客には「シニア割引料金」もあります。日本人は若く見えることがあるので、該当する人はパスポートを見せたり自分から年齢を告げて買うとよいでしょう。ちなみにリヒテンシュタイン侯国の通貨はスイスフラン(CHF)ですので、チューリッヒ空港などで両替をすればスイスのお金がそのまま使えます。
 事前にバス乗車券を持っていれば、バスのどの扉からでも乗車可能です。車内のバス停案内表示を見て、降りたい停留所に近づいたら、ボタンを押せばバス停に留まります。
 なお、シャーン(Schaan、リヒテンシュタイン侯国北部の街)のバスターミナルには有人のバス案内所があり乗車券類の購入が出来ます。

【リヒテンシュタイン侯国のバス】
 リヒテンシュタイン侯国の公共交通機関は、薄いグリーン色塗装のバス「リーモビール(Liemibil)」です。


https://www.liemobil.li
が同バス会社のウェブサイトとしてありますがドイツ語のみのサイトです。
 リヒテンシュタイン侯国へ行くバスとして、本サイトの写真にも出ているこのliemobilバスを探せばいいのですが、もしわからなければ、バスの運転手に『リヒテンシュタイン』と日本語式に国名を言えば該当するバスかどうかを教えてもらえます(日本語は通じませんが「リヒテンシュタイン?」と言えば何か返事が返ってくると思います)。

【SBBのウェブサイト】
SBBのウェブサイトのURLは下記の通りです(英語)。
https://www.sbb.ch/en/home.html
(menuからドイツ語、フランス語、イタリア語、英語が選択出来ます。またスマートフォン向けのアプリもあります)
 このサイトはよく出来ていて、下記の様に「チューリッヒ空港駅」から「ファドゥーツ」までと指定すると列車とバスでどう行けば良いのかを案内してくれます。乗る列車やバスも候補がいくつか出てくるので、自分の都合の良いダイヤも選べます。なお、ファドゥーツ市内にもバス停はいくつかあるのですが、まずは中心的なバス停留所であるVaduz,Postを目指すと良いでしょう。

 スイス国内のSBBなどの列車の乗り方、切符の買い方などについては、巷に色々あるスイスの旅行案内をご覧下さい。

【リヒテンシュタイン侯国で使えるスマートフォン】
 今や、世界のどこででもスマートフォンなしではやっていけない時代になりました。上記のSBBのサイトやアプリを利用するには、現地で使えるスマホやタブレットが必須です。道案内にもGPSとグーグルマップが使えると便利ですし、ホテル予約サイトも重宝します。
 どんなスマホや携帯電話会社がリヒテンシュタイン侯国で使えるのかは、各自でお調べ下さい。ちなみにこの項目の筆者の一人(ウェブサイトの管理者T,協会の個人会員)は、SIMフリーのiPhoneを持って行った上で、チューリッヒ空港にあるSwisscom(スイスコム、スイス最大手の電話会社)のお店でプリペイドSIMを購入し、スイスとリヒテンシュタイン侯国で利用していました。ただ、英語やドイツ語が苦手だったり、自分でSIMやスマホの設定をすることが得意ではない人は、ヨーロッパで使えるSIMを日本であらかじめ購入しておいて現地で使うとよいでしょう。また日本の携帯電話会社の契約でスイスやリヒテンシュタイン侯国でローミングが出来るかを事前に調べるのも良いと思います(ローミング料金は高価なこともあるのでよく確認して下さい)。
 公共の場、空港や主な駅、ホテルなどでは公衆Wi-Fiも普及しています。

【より詳しくは】
・日本からチューリッヒへのフライト
 チューリッヒ空港へは直行便だけではなく、日本からヨーロッパなどの各空港を経由してでも行けます。ただ、チューリッヒ空港を遅い時間に到着するフライトだと、リヒテンシュタイン侯国に着くのが遅くなる、あるいは侯国への列車やバスがないことも考えられますのでご注意下さい。

・侯国への色々なの経路
[ブッフス駅(*)から侯国へ]
 チューリッヒ中央駅を始発として、ザルガンス駅とその先のブッフス駅(Buchs SG)を経由してオーストリアのウィーン方面に向かう国際特急列車「レイルジェット(Railjet)」が2時間間隔で運行されています。これでブッフス駅まで行き(所要時間約1時間10分)、ブッフス駅からバスに乗りファドゥーツへ行く方法もあります(バスの所要時間は約20分)。先の図のBルートです。
 これは管理者Tが2017年にリヒテンシュタイン侯国を日帰りで訪れた際に、チューリヒ中央駅まで帰った時の逆ルートです。
(*)この駅名(地名)の読みは「ブックス」の可能性もあります。
[フェルトキルヒ駅から侯国へ]
 スイスからではなく、ドイツ南部やオーストリア方面からリヒテンシュタイン侯国に向かう場合には、各地から列車に乗りオーストリアのフェルトキルヒ駅(Feldkirche)で下車して、そこでリヒテンシュタイン侯国へ行くバスに乗れます。首都ファドゥーツまでバスで約40分。

・駅のバス停
 ザルガンス、ブッフス、フェルトキルヒの3駅では、それぞれの駅にある侯国へ行くバス停は一カ所のみです。乗るバスは薄いグリーン色のliemobilバスを探せばいいのですが、もしわからなければ「リヒテンシュタイン」と国名を運転手に言えば侯国行きかどうか教えてもらえると思います。

・小さな空港を使う手もある
 リヒテンシュタイン侯国に地理的に近い、というだけならチューリッヒ空港ではなく、フリードリッヒスハーフェン空港(ドイツ南部、ボーデン湖に近い)やアルテンライン空港(スイスのザンクト・ガレンという都市に近い空港)を利用してそこから列車などで侯国に行く方法もありますが利用出来るフライトが少なく、また列車への乗り換えが難しいので旅慣れた人向きです。